シャネルについて

シャネルは、少し前に日本でも大流行しましたね。当時シャネルで全身を着飾っていた人をシャネラーと呼ぶほどの人気でした。異常なブームは去りましたが、いつの時代も一流のブランドであるシャネルに対する根強い人気はなくなりません。

シャネルの創始者である、ココ・シャネル（本名：ガブリエル・シャネル）は1883年に生まれました。幼少は不遇で、姉ジュリアと一緒に孤児院に預けられていたこともあります。

　　　　　　　　　　　

しかし、何故か彼女は素晴らしい出資者に出会い、またシャネル自身の革新的な発想のデザインもあって、どんどんと成功していきます。1910年に、当時27才でオープンさせたパリのカンボン通り21番地の店「シャネル・モード」は帽子のお店でした。

続いて、1913年（30才）にはフランス北部ドーヴィル中心街に最初のモード・ブティックをオープンさせました。さらに1916年には、リゾート地であるビアリッツにメゾン・ド・クチュールをオープンさせます。

この頃から、シャネルの 作ったジャージー素材の服がアメリカ女性の間で大人気を呼んだり、香水のシャネルNo.5とシャネルNo.22を発表したり、当時喪服としてしか着られな かった黒いドレスをシャネルがモードに取り入れ流行になったり、ツイード素材のシャネル・スーツを発表したりと、一躍ファッション界のリーダーになりま す。

彼女はよく自分で「生まれるのが20年早すぎた」と話していたそうですが、きっと何時の時代に生まれてもココ・シャネルは時代の最先端に位置していたに違いありません。